・フリーランスを目指す、または副業に取り組みたいけど、仕事はどのように獲得していけばいいのだろう。
・具体的な仕事の取り方を知りたい。
このような悩みにお答えします。
本記事の内容
◆フリーランス・副業の仕事の取り方:人とのつながり
◆フリーランス・副業向けマッチングサイトを活用した仕事の取り方
この記事を書いた人
フリーランスとして様々な仕事を兼業として請け負っています。
本業では企業の採用コンサルティング、人材エージェントの事業開発から運営、新卒学生や求職者向けのキャリアコンサルティング、また大学等で就職講座の講師を担当。
副業としては、書籍のゴーストライター、Webライティング、企画書やプレゼン資料の作成代行から、各種アルバイト(飲食、流通、倉庫、サービス)まで幅広い領域の経験があります。
フリーランスを目指したい、または副業で稼ぎたいと考えているけど、仕事はどのように取っているのだろうという不安があると思います。
本記事では、フリーランス歴10年でいくつかの仕事を兼業して請け負っている筆者が体験を交えて解説します。
結論から言うと、自分自身の人とのつながりとフリーランス・副業向けマッチングサイトの活用が有効ということになります。
本記事ではそれぞれについて解説していきます。
是非フリーランスとして、また副業として仕事を得る方法を理解して一歩踏み出していきましょう。
フリーランス・副業の仕事の取り方:人とのつながり
仕事を得る方法として最も確実なのが、人とのつながりによって仕事を得る方法です。
知っている人から直接仕事を得る方法、またその人の周りから紹介を受ける形で仕事を得る方法があります。
また知り合いを通じて関わったコミュニティの参加者を通じて、またSNSでつながった人から仕事を得るというケースもありますね。
人とのつながりから仕事を得る方法について細かく見ていきましょう。
知っている人から直接仕事を受ける
筆者もフリーランス歴10年で、いくつかの仕事を掛け持ちしていく兼業という形でやっていますが、最も多いパターンが元々の知り合いから仕事の依頼を受けるというケースです。
どんな知り合いなのか?
これにはいくつかパターンがあって、筆者の例で言うと以下のケースです。
・前に所属していた会社の先輩・同僚が別の会社に転職、その転職先から仕事を受けるケース
・上記同様に、前職の先輩・同僚が会社を辞めて独立、またはフリーランスをなり、仕事上のつながりを持つことが出来て、直接仕事の依頼があったケース
・前職で仕事を依頼していた取引先から、今度は逆にこちらが仕事を受ける形で依頼されるケース
・前職のクライアントの担当者が別会社へ転職、その転職先から仕事を受けるケース
共通しているのは、以前所属していた会社の関係者ということです。
私の場合は、フリーランスになる前に3社経験していますが、そのうち2社の関係者から仕事を受けています。
フリーランスでの仕事内容が前に所属していた会社にも関連したものだったことが影響しています。(私の場合は人材系の業種)
あと、重要なのが例え会社を辞めてフリーランスになったとしても、前職の関係者とは関係を続けていたことが大きかったと思います。
会食などの集まりには極力顔を出して関係性を続けていくという単純な話ではありますが、結果的にはこうした行動が後々仕事につながったという感じですね。
もちろん、忘れたころにいきなり電話がかかってきて、仕事の相談を受けてそのまま受けることになったこともあります。
こうした自分の周りの人から仕事を得るためには、
普段から自分にはどんな仕事が出来るのか?どんな価値提供が出来るのか、ということは常日頃から発信しておく重要です。
何が出来るのか、が知られていないと仕事の依頼など来ませんからね。
いずれにしても、依頼する側も受ける側もお互い知った顔ですし、仕事のやり方などある程度理解していますし信頼関係もありますので、最も確実な仕事を得る方法だと思います。
人から紹介を受ける
上記のように、直接の知り合いではなくても、知り合いを通じて人を紹介してもらうというケースもあります。
知り合いの中でも、その人の周りの関係者を紹介という形でつないでくれる人が何人かいて、よく紹介してもらいました。
このような人が周りにいてくれると非常に助かりますね。
必ずしも全て仕事につながるということはありませんが、紹介というのも有効な手段です。
例えば、
「知り合いの〇〇会社の〇〇さんが、〇〇のことで困っているようなんだけど、一度相談に乗ってもらえない?」
みたいな感じで話があり、先方にも
「〇〇という人(自分のことです)がいて、〇〇をやっているので今度紹介します」
みたいな感じで、知り合い同席の上で会う機会を作ってくれました。
間に入る形となった知り合いの人も、それぞれの仕事内容も理解した上でつないでくれているので、お互い安心感がありますね。
コミュニティを通じて
ここで言うコミュニティとは、同業種・異業種関わらずに何らかの共通な目的で人が集まる勉強会や情報交換会のようなものです。
がっちりとした組織ではありませんが、こうした集まりを通じて人とつながるケースがあります。
私の場合は、人材・キャリアの領域が専門ですので、この領域で共通の課題やテーマで人が集まります。
こうしたコミュニティを通じて、そこに集まった人同士で名刺交換をしながら人のネットワークが広がっていきます。
その中で、たまたま話が合って仕事につながるというケースもあります。
ただこのような場であまりゴリゴリの営業をかけると嫌われるケースもありますので、あくまでもコミュニティに参加する本来の目的をしっかり意識していきたいですね。
SNSでつながった人から
上記がリアルな場でのコミュニティとすると、こちらはSNS等のオンラインのコミュニティの場といってよいでしょう。
Facebookなどのコミュニティやオンラインサロンなど、共通の趣味や仕事などで情報交換、交流をしていく場ですね。
Titterなどで情報発信をして、フォロワーとの交流を通じて関係を作っていくというケースもあります。
こうした関係性の中で、仕事につながったケースがあります。
コミュニティの中に、あるプロジェクトに関わっている人がいて、メンバーを募集していました。
そこで、私のもとにも問い合わせがあり、コンタクトを取ることになりました。
最終的には面談をして、私のキャリアや実績などのヒアリングがあり条件面などで合意に至ったため仕事の受注につながりました。
周りのフリーランスを見ているとこうしたSNSを通じて幅広く交流を深めて、仕事の受注につなげている方もおり、まだまだ可能性がある領域だと思います。
フリーランス・副業向けマッチングサイトを活用した仕事の取り方
フリーランスになる人が増え、副業に関する認知や広がりが高まっていく中で、フリーランス・副業向けのマッチングサイトというものが出てきました。
以前ですと、フリーランスになっても仕事は自分で営業して取得していかなければならないというという認識でした。
副業をする場合でも、どのように仕事を探していいのか分からず、結局アルバイトの求人サイトで探したなんていうこともあったのではないでしょうか。
ところがこうしたマッチングサイトでは、フリーランスや副業の方向けに仕事の案件が掲載されているのです。
自ら営業活動をしなくても、仕事の案件をゲットするチャンスが広がったわけです。
これは利用しない手はないですね。
このように今ではこうしたサービスが出てきて随分便利になりました。
フリーランス・副業向けマッチングサイトの活用方法
フリーランス・副業向けマッチングサイトを活用して、仕事を探す手段としては、基本的には以下の通りになります。
①まずはフリーランス・副業向けマッチングサイトに登録
②応募する際に必要となる自身のプロフィールを作成する
③仕事案件を検索して希望の案件に応募する
④応募した企業と仕事内容や契約条件について相談、打ち合わせをする
⑤お互いが条件に合意したら契約
⑥お仕事スタート
特にプロフィールの作成については、手間がかかってしまいますが、企業との契約において重要となりますので、しっかりと今までの仕事の経験や実績、PRポイントなどをまとめておくといいですね。
一度ご自身のフォーマットを作っておけば継続して使えますので、何とか頑張っていきましょう。
マッチングサイトによっては、プロフィールを作成しておけば企業の方から仕事案件の問い合わせが来ることもあるようです。
フリーランス・副業向けマッチングサイトの仕事案件
仕事内容は多少限定されますが、それでも多岐にわたり広い範囲で選択することができますので、今まで培った経験や知見、スキルが活かせるのではないでしょうか。
ちなみに仕事カテゴリーとして多いのは以下の領域です。
システム開発
アプリ・スマートフォン開発
ホームページ制作・Webデザイン
ECサイト・ネットショップ構築
デザイン
動画・映像・アニメーション
音楽・音響・ナレーション
写真・画像
3D-CG制作
ビジネスサポート
リサーチ・分析・解析
WEBマーケティング・集客・SEM
営業・広告・PR
商品企画
コンサルティング
セミナー・ウェビナー・イベント企画
ライティング・記事作成
コピーライティング
事務作業
翻訳・通訳サービス
相談・アドバイス・レッスン
以上のように、企業での就業経験があれば何らか当てはまる仕事案件があるのではないでしょうか。
以下の記事で具体的なフリーランス・副業向けマッチングサイトを紹介しています。
早速サイトに登録することから始めてみましょう。
フリーランス・副業の仕事の取り方:まとめ
以上、フリーランス・副業の仕事の探し方について解説してきました。
ポイントはご自身の人のつながりから仕事を得ていくという方法とマッチングサイトを活用して仕事案件を見つけていくという方法です。
いずれにしても自ら仕事案件を探すために行動するという、営業マインドが重要だということになります。
常にアンテナを張って情報を得ていきたいところですね。
以前に比べると、フリーランス・副業にとって仕事案件を得る手段が広がってきました。
筆者もそれは実感しているところではあります。
企業側でも、必要な人材を社員として雇うという選択肢のほかに、フリーランスや副業を行っている人に、プロジェクトごと、業務ごとに依頼するというスタイルが広がってきているのは事実ですね。
こうした時代の流れを見ていてもチャンスが広がっているといえると思います。
なお、フリーランスに向けて一歩踏み出すのが不安な方は以下の記事を参照してみてください。
今回は以上となります。