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ワークライフバランス重視が転職の本音だけど、面接では転職理由をどう伝えるべき?

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・転職によって今の環境を変えたい!
・ワークライフバランスが整った働き方を目指したい!
・でも、いざ面接の時に転職理由をどうやって話せばいいの?

という悩みにお答えします。

本記事の内容

◆そもそもワークライフバランスって何?押さえておきたいこと

◆本音の理由で転職面接を切り抜けることは出きるか

◆自分視点だけではなくて企業視点も大事

◆ワークライフバランスを実現する企業の見つけ方

この記事を書いた人

KyoLive
KyoLive
人材・キャリア領域でフリーランス歴10年
転職のキャリアアドバイザー等転職のサポート活動に長年従事しています。ワークライフバランスの充実を目的とした転職事例を多数見てきました。
実際に企業の面接官としても、ワークライフバランスの充実を目指して応募してきた方に対応しました。そんな中で企業が納得する転職理由や志望理由を求職者の方にアドバイスし成功事例を重ねてきました。




「ワークライフバランス」というキーワードが増えてきたのはここ数年くらいではないかと思います。

転職のキャリアアドバイザーや実際の採用面接をやってきて、ワークライフバランスを整えたいという理由で転職を考えている方の相談を数多く受けてきました。

・残業時間が長く労働環境が悪い今の状況を変えたい
・もっとプライベートを充実させたい
・結婚や子育てを機に生活重視の働きかたを目指したい

等理由は色々ありますが、いずれも今の環境を変えてプライベートで使える時間を増やしたいというお考えのようです。

いざ、転職活動で企業に応募する時、転職の理由を聞かれて、元々の理由である「ワークライフバランスを重視したい」ということをどこまで伝えていいものかどうか迷うケースがあります。

今回はワークライフバランスを目的とした転職面接で転職理由をどう伝えるか、ということについて解説します。

企業にとって納得感のある表現で、是非目指す転職を実現させましょう。

そもそもワークライフバランスって何?押さえておきたいこと

「ワークライフバランス」は、元々は女性の出産・育児・働き方を支援するということで、政府が企業に対して「仕事と家庭の両立支援」のための行動を義務づけられたことからクローズアップされてきました。

近年は政府が掲げる「働き方改革」により、企業の経営課題の一つとして広く一般的に認知されるようになりました。

働き方を見直すという契機となり、多くの人が自分の働きかたについて改めて考えるようになったのではないでしょうか。

「ワークライフバランス」の定義については、ここでは詳しくは触れませんが、一言で言えば「生活と仕事の調和」ということになると思います。

「生活と仕事の調和」という意味合いが広義になっているため、その解釈について人によって様々です。

どちらかというと、仕事よりも生活(プライベート)を重視するという意味合いで捉えている方が多い印象があります。

「仕事はそこそこにプライベートを充実させたい」
「仕事とプライベートはきっちり分けたい」

という声をよく聞きます。

いかがでしょうか。

これがワークライフバランスを実現した働き方という発想ですね。

ただもう少し深堀りして考えていきたいところです。

ここで押さえておきたいのは、

「生活」と「仕事」について、それぞれが相反するものではなく、またどちらかを重視するというものではないということです。

さらにどちらの時間を増やすかという、時間比率の問題でもないということです。

「生活」と「仕事」のバランスとは、それぞれを充実させることによってお互いの相乗効果を目指していくということなんだ、という考え方です。

もう少し「仕事」の方にフォーカスした感じですね。

例えば、

・プライベートを充実させることで、仕事のモチベーションを高める
・仕事で効率性や生産性を上げる工夫をして、プライベートで趣味や自己実現の活動をする
・プライベートで自己のスキルを高める活動をして、仕事でも活かしてキャリアアップを目指す
・企業の制度を利用して個人に合わせた働き方(時短勤務、フレックス、リモートワーク等)で育児や介護の時間に充てる

ワークライフバランスを考えて転職を考える時、どのように「生活」と「仕事」をどのように重ね合わせて、充実させるかということを考えておきたいところです。

ワークライフバランスが本音!転職面接を切り抜ける方法

ワークライフバランスを目指した転職の場合、上記で触れたように、

「仕事はそこそこにプライベートを充実させたい」
「仕事とプライベートはきっちり分けたい」

ということが本音だったとします。

もちろんこの考え自体は悪くはありません。

実際私自身もそのような考えを持ていました。

でも転職活動で、面接となると転職理由を聞かれますね。

その時ににどう答えますか?

実際に遭遇した例を挙げてみましょう。

Q:今回の転職理由はどういったことですか?
A:前職では仕事が非常に忙しく、繁忙期だと残業が100時間を超えることもありました。帰宅するのも11時を回ることも多く、土日も出勤することもありプライベートの時間がありませんでした。
結婚も予定しており、もっとワークライフバランスを重視した働きかたをしたいと思ったからです。
Q:それでは当社への志望理由を教えてください。
A:御社では、ワークライフバランスを掲げていらっしゃいます。また平均の残業時間も多くなく、私の目指す生活が可能だと思い応募しました。

実際の面接現場で、表現の違いはありますが、こうした例に結構遭遇しました。

面接官の感想としては、

「うん、分かる!それは大変だったよね。なるほど、だからワークライフバランスを掲げている当社に応募したんだ!」

とは思います。

事情は分かります。

でも、理解はできるけど納得はできません。

なぜなら、企業は仕事をするところなので少なくとも仕事の部分にフォーカスしていないと納得できないのです。

企業が聞きたい、知りたいこと

・前職の経験を当社でどう生かしたいのか
・当社でどんな仕事をしたいのか、何を目指すのか
・自身はどのようなキャリアを目指しているのか

少なくとも、仕事に関する動機がないと、採用する理由を見いだせないですね。

さらに面接はここでは終わりません。

おそらくですが、上記のような「企業が聞きたい、知りたいこと」について面接官から深堀りの質問がくるでしょう。

でもその時、もしあいまいな答え方しかできなかったとしたら、面接を突破することは難しいと思います。

「いや~、プライベート重視したいんで、仕事についてはこだわりないんですよね。」
「ぶっちゃけ、あまり仕事については深く考えていなかった、ましては自分のキャリアなんて」

という声も実際聞きました。

分かるんですけどね。

でも企業という相手があることですから、企業が本当に聞きたいと思っていることには応える必要があるのです。

ここは、一度立ち止まって、「企業が聞きたい、知りたいこと」についてじっくり考えていきましょう。

ワークライフバランス充実は自分視点だけではなくて企業視点も大事

「ワークライフバランス」を実現したいというのは、自身の人生を充実させる意味では非常に価値があり重要なことだと思います。

もし、

現状の働きかたが過酷でプライベートの時間もない
素敵なパートナーや大事な友人と過ごせる時間もない
趣味等に没頭する時間もない、健康的な生活が維持できない

そんな生活ならば今すぐ抜け出すことを考えて、働きかたを変えていくことを考えた方がいいです。

ただ、いざ「ワークライフバランス」を実現するための転職ということになると、こうした視点はあくまで自分視点ということになります。

自分視点は大切にしてほしいんですけど、でも企業からしたら人材採用する際は、採用目的があります。

・この事業が拡大しているから人材強化したい
・このポジションを補充したい
・新しい発想を持った人を採用し会社を活性化させたい
・将来の成長に備えて人材確保したい

こうした採用目的に沿って人材募集をします。

採用目的に沿って、「こんな人が欲しい」という採用要件を設定します。

それを確認するために
「企業が聞きたい、知りたいこと」
を聞きたいわけです。

これが企業視点です。

この企業視点も含めて意識していただくことが、最終的に自身の「ワークライフバランス」を実現することに繋がって行くのではないかと思います。

「ワークライフバランス」は仕事と生活の両方を相乗効果により充実させていくということです。

企業は社員のワークライフバランスを充実させ、社員のモチベーションアップや生産性を上げていきたい。

社員も生活を充実させ、自身のキャリアアップを図って企業に貢献していく。

企業と社員の考えがマッチした時に、その企業への入社が見えてくるのではないでしょうか。

ワークライフバランスを転職で実現する際の企業の見つけ方

ワークライフバランスを目指した転職の場合、その企業がワークライフバランスを実現できるのか?というのは大事な視点ですよね。

企業としても社員のワークライフバランスに対する取り組みが増えています。

最後にどのように企業を見つけるかということに触れておきます。

① 自治体のワークライフバランス認定企業を見る

自治体ごとにワークライフバランス認定企業の応募を募っており、応募企業については書類審査、専門コンサルタントの訪問による審査がなされて通過した企業が認定され公表されています。

ワークライフバランスへの取り組みについての目安にはなると思いますので参考にしてみてください。

② 転職サイトで「ワークライフバランス」をキーワードとして検索する

転職サイトに掲載している企業で、ワークライフバランスに取り組んでいる、精度を導入している等を謳っている企業があります。

企業検索の際に「ワークライフバランス」で検索すると、該当企業が出てきますのでこちらも参考にするというのも一つの手段だと思います。

③ 転職エージェントで相談する

こちらが一番のおすすめです。

まず何といっても担当のキャリアアドバイザーに本音ベースでまずは相談できるからです。

また企業を担当しているリクルーティングアドバイザーからみた視点という第三者視点からの判断も本当に参考になります。

実際にワークライフバランスを謳っていても制度がどこまで運用されているか等、実際のリアルな情報を得ることが可能です。

転職エージェントに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参照してみてください。

まとめ

最後に今回のポイントをまとめておきます。

① 「仕事」と「生活」のいバランスとは、それぞれ充実させることによってお互いの相乗効果を目指していくこと

② ライフワークバラランスが転職の目的でも仕事に対する動機はきちんと伝えること

③ 企業視点を意識した伝え方が重要

④ ワークライフバランスを実現できる企業を見つけるには転職エージェントがおすすめ

今回は以上となります。

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