・面接や書類で落ちてしまう理由は何?
・何が悪いのが知りたい
・一次面接をなかなか突破できない
という疑問にお答えします。
本記事の内容
◆第一印象が本当に重要な理由
◆落ちる理由をチェック|具体的事例を紹介
◆書類や面接の改善のために必要なこと
新卒採用の現場に身を置き、面接官も担当。
大学等で就職講座の講師、就活アドバイザーも務めています。
就活をしていて、いつも書類や一次面接で不採用になったのか?理由がよく分からないことっていう相談を良く受けます。
面接で話した内容が悪かったのか、内容だったらどこがいけなかったのか?
実は内容以前にNGが確定しまっているケースは多いのです。
ちょっとしたことだったり、あるいは普段あまり意識していないことが、いざ就活の場面では致命的になることがあります。
非常にもったいないですね。
戦う前に勝負が決まってしまっているようなもんです。
ちょっとしたことなんで本人が気付いて改善すれば、流れは良くなります。
今回は内容以前にNGとなってしまう例をいくつか紹介します。
もし当てはまっていたら、改善していきましょう。
きっと就活が変わると思いますよ。
一次面接(書類審査)で落ちる理由は第一印象
就活においてどこで合否が決まるのか?
皆さんが一生懸命に書いたエントリーシート
面接で質問に対して必死に答えたその内容
もちろん重要な判断基準となります。
でも内容を判断する以前に合否が決まってしまうことがあります。
ずばり第一印象です。
第一印象が悪いと秒殺になってしまうことがあります。
送られてきた選考書類を見た時
初めて顔を合わせた時
五感から得られる情報で人は瞬時に判断してしまうことがあります。
どんなに客観的に人を評価しようとしても面接官も人間ですから何らかの印象を持ってしまいます。
普段に日常生活で、初めての人と会った時、何らかの感情が生まれますよね。
「穏やかでいい人そう!」
「笑顔が素敵でいい人そうだな」
「なんか感じわる~」
「暗そうな感じ」
これ誰でもありますよね。
面接官も同じです。
こうした第一印象を持ったまま、その印象を引きずって面接は進んでいきます。
日常生活ですと、その後話していると印象が変わることもありますね。
「あれ、第一印象は取っ付きにくい感じだったけど、意外と話しやすい」
とか。
でも面接という限られた時間の中で、また緊張するという環境の中で第一印象を覆すのは難しいことです。
第一印象が良ければ、「なんか良さそう」というフィルターでその人を見ますので、圧倒的に有利ですね。
話す内容が同じでも、最初に印象で受け取り方が変わってしまうのです。
【第一印象】については、以下で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
面接だけではなく提出した書類でもそうですね。
初めて書類を見た時の、全体のビジュアルの印象。
まだ内容を見る前ですよ。
「全体的に丁寧に書いてある」「雑だなあ」
「見やすいレイアウト」「読みにくい」
印象次第で、その後読み進めるか、どう読むか読み手の姿勢が変わってきます。
書類選考や面接を有利を進めるためにも、初めの印象が大事なんです。
第一印象が悪いとそこで終わってしまいます。
そのことを踏まえて、具体的に第一印象でNGな事例を見ていきましょう。
一次面接(書類審査)で落ちる理由をチェック|具体的事例を紹介
就活のあらゆる場面で、企業と学生がお互いの初めて接する機会がありますね。
採用担当者が書類選考の書類を初めて見る時
初めてのメールなどのやり取り
会社説明会や面接で初めて学生の姿を目にする瞬間
この初めて接する瞬間に、第一印象が確定してしまいます。
この第一印象が最悪の場合、選考は進めるものの心の中では不採用を決めてしまっているかもしれません。
具体的には、どんなケースがNGなのか見ていきましょう。
①書類編
履歴書やエントリーシート等の書類については、内容以前に全体の見た感じで結構差がついてしまいます。
・設問に対して字数が圧倒的に少ない
→やる気のなさや志望度合いの低さを感じてしまいます。
・文字が雑過ぎる
→字の上手い下手の問題ではありません。今回の応募に対する姿勢が問われます。また仕事に対しても雑なのではないかという懸念が生じます。
・全体のレイアウトが見にくい
→文字が詰まっていたり、模擬が小さすぎて見にくいというケースがあります。読む相手のことを全く考えていないということが伺えます。
・写真が適当
→写真の印象は書類の中でも最も重要です。スピード写真で撮ったような表情が暗い写真や強張った表情の写真では印象は最悪です。
・提出期限ギリギリ
→提出期限ギリギリが必ずしもNGではありませんが、誤字脱字の割合が高いこと、また仕事の段取りが悪いという懸念が生じます。
②印象面
会社説明会や面接で初めて対面した時(Webも含む)の第一印象が最も重要です。
受付の段階でもう判断されているケースもあります。
なかなか一次面接が通らないという方の中でNG理由が第一印象というケースは多いと思います。
・清潔感がない
→髪型がぼさぼさだったり、スーツがよれよれ、皴だらけのシャツ、汚れた靴等全体的にだらしなく清潔感がないのは印象としては最悪ですね。
・声が小さい、声にハリがない
→緊張しているのを差し引いても、声が小さかったりハリがないと弱弱しく見えてしまいます。線が細い印象で、大丈夫かな、仕事に耐えられるかなという不安、懸念を抱いてしまいます。
・表情が暗い、目を合わさない、うつむきがち、姿勢が悪い
→特に目が合わないのは、基本的なコミュニケーションが難しいという判断になってしまいます。
・顔が強張っている、ふてくされている様に見える
→結構いるんですよね。機嫌が悪い?怒ってる?とさえ思ってしまう表情。一応相手がいる場面ですからあり得ないと思います。
・挨拶しない、返さない、反応が鈍い
基本的に挨拶は自ら行ってほしいです。相手から挨拶があったらしっかりと挨拶を返してほしいです。相手から挨拶をしても返さなかったり、聞こえない声で返したりするのは印象としては最悪です。
・動きや仕草が雑すぎる
書類を渡す時、椅子に座る時、等あらゆる場面で丁寧さに欠ける人っていますね。また鞄から書類を出そうとする時、ぐちゃぐちゃの中からモタモタ書類を探す姿を見ると、全てにおいてそうなのかなと思ってしまいます。
③企業とのやり取り編
会社説明会や面接の予約やその確認などで、企業とメールや電話のやり取りをする場面があります。
採用試験ではありませんが、ここでの行動で致命的な印象を与えてしまうことがあるので、結構注意が必要となります。
・反応が遅い(電話やメールの返信)
電話やメールで会社説明会や面接の連絡が企業から来ると思いますが、その返信が遅い、または反応がないというケースがあります。
・メールマナーがなっていない
メールを送る時、自分の名前を名乗らず用件だけ伝えるメールを目にすることがあります。誰からのメールなのか分かりませんよね。そこまで考えていないのかなと思ってしまいます。
ある程度は大目に見るケースもありますが、メールの送り方くらいは事前に調べておいて欲しいです。
・電話マナーがなってない
企業から電話連絡をしても出ないケースは本当に多いですね。実際に応募している企業であるにも関わらずです。仮に出たとしても不愛想な対応ややる気のない受け答えも見られます。学生本人はそんなつもりはないと思いますがもう少し気を遣いましょう。
・連絡無しのキャンセル、直前のキャンセル連絡
連絡無しのキャンセルは言語道断でアウトです。直前のキャンセルは急病など事情はあると思いますが予定時間の数分前の連絡はないでしょう。
一次面接(書類審査)の改善のために必要なこと
ここまで瞬殺NGの事例を紹介してきました。
もし当てはまることがあったとしたら、しっかりと認識して改善していけばいいのです。
意識するだけでけることが出来ることばかりだと思います。
ちょっとしたことですからね。
上に挙げたことの逆を行えばいいんです。
簡単でしょ。
どこまで大目に見るかは企業の採用方針によりますが応募数の多い企業でしたら上記の要因だけで速攻でNGになってしまうことが多いと思います。
いずれにしても、第一印象が本当に大事だということを理解してほしいです。
ちょっと意識して行動にしていけば、好印象を与えることが出来ます。
これで就活は良い方向に進んでいくでしょう。
改善するなら今すぐです。
是非頑張っていきましょう。
もし面接で緊張するなどの不安がある方は以下の記事を参考にしてください。
また、Web面接の場合で不安なことがあったら、下記記事を参考にしてください。
今回は以上となります。