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「御社が第一志望です」からの内定辞退:その悩みを解決するためのガイド

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・面接で「御社が第一志望です」って伝えた企業を辞退しても大丈夫?
・そもそも面接では「御社が第一志望です」って伝えたほうがいいの?
・結果的に嘘をつくことになっても問題ない?

このような悩みにお答えします。

本記事の内容

◆そもそも面接で「御社が第一志望です」と言うべき?

◆「御社が第一志望です」からの辞退は問題ない理由

◆辞退の伝える際の注意点

◆内定の辞退を伝える手段

この記事を書いた人

KyoLive
KyoLive
人材・キャリア領域でフリーランス歴10年
企業の採用に関するコンサルティング全般に携わっています。
新卒の採用担当者として面接も担当。
実際に、「御社が第一志望です」と言われた学生から、辞退の連絡を受けて対応した事例があります。

面接で面接官から「弊社の志望度」を聞かれることがあると思います。

本音で第一志望の企業なら、堂々と「御社が第一志望です」と答えると思いますが、他にも志望度が高い企業があって、その企業の結果がまだ出ていない段階だと、どう答えていいのか迷いますよね。

仮に迷いながらでも「御社が第一志望です」と伝えて、その後他の企業から内定が出た場合に辞退してもいいものなのか?

誠実な人ほど迷うものです。

結論から言うと、「御社が第一志望です」と伝えた企業を辞退するのは問題ありません。

選考途中でも内定が出た後でも同様です。

それでも、誠実な貴方はまだ心に引っかかることがあるかもしれません。

本記事では、「御社が第一志望です」と伝えた企業を辞退しても問題ない理由、そして辞退を伝える際の注意点や伝え方を解説します。

自分の将来を決めるのは、最終的に貴方自身です。

本記事を参考に、就活において最適な決断をしてほしいと思います。

そもそも面接で「御社が第一志望です」と言うべき?

本題の前に、面接で企業への志望度を聞かれた時に、「御社が第一志望です」と答えるべきかどうかについて、解説していきます。

結論から言うと、「御社が第一志望です」と答えるべきですね。

仮に他に志望度が高い企業があったとしても、このように答えたほうが良いですね。

でも、誠実な貴方は、

「嘘をついているみたいで、それはできない」

と思うかもしれません。

気持ちはわかります。

そうですよね。

それでも、「御社が第一志望です」と答えるべきです。

それはなぜでしょうか?

「御社が第一志望です」答えるべき理由

例え、今受けている企業の他に志望道が高い企業があったとしても、面接を受けている企業に対しては、面接を受けている今その瞬間は「第一志望」であるという心持ちで臨んでほしいと思います。

今面接を受けている間は、他の企業のことは忘れて、目の前の企業の面接に集中してほしいのです。

例え、他に志望度が高い企業があっても、そのくらいの意識・意気込みで面接を受けるべきだと思います。

面接の当日、その日に受ける企業が第一志望なんだと気持ちを固めて、面接会場に向かうということですね。

就活中には様々な企業を受けると思いますが、途中で各企業の志望度が変わったりするなんてことはよくあります。

選考途中でも、企業の理解が深まったり、様々な社員に接したり、また面接の印象などでも、志望度が変わったりします。

つまり、面接を受けているその瞬間は全ての企業が第一志望なんです。

そのくらい、本気の気持ちで各企業の面接を受けていきたいですね。

そして「内定」が出てから、その時点でもう一度、どの企業が第一志望なのか?をあらためて考えていけばいいのです。

というわけで、堂々と「御社が第一志望です」と答えましょう。

志望度を聞く面接官の気持ち

なぜ、上記のような話をするかというと、面接官の立場に立って考えると理解できます。

面接官も、就活生が色んな企業を受けていることはよく分かっています。

そして、志望度が移り変わることは、あり得るということも。

そのことを前提とした上で、面接ではその企業が第一志望と言えるくらいの本気の気持ちで来てほしいのです。

企業が志望度合いを聞くのは、本気度や覚悟を確認したいからです。

そのため、企業への志望度を聞かれた時に、曖昧な答えだったり、どっちつかずの内容だったりすると、本気度や覚悟がイマイチだということで、最悪の場合、面接結果が見送りということになりかねません。

志望度を聞くと、

「第一志望群です」
「まだ決まっていません」
「検討しているところです」

このような、答えが返ってきたりします。

正直な点は、評価できますね。

でも、どこかその場を乗り切るための言葉にしか聞こえません。

でも、気持ちを固めていない、つまり決意や覚悟が決まっていないという判断となりますね。

そうなると、面接評価において最終的にどの学生をOKにするかという段階で圧倒的に不利になります。

第一志望である理由と根拠を説明する

さらに、面接を受けている企業が第一志望と言うからには、理由や根拠もしっかり伝えたいですね。

第一志望である理由・根拠の事例

御社が第一志望である理由は、私の就活軸である〇〇の実現に最も近いからです。
なぜならば、御社は〇〇という理念で〇〇という事業を展開しており、その点で御社であれば〇〇ができる可能性が一番高いと考えたからです。

このような感じで理由や根拠を伝えていきます。

あくまでも例文ですので、企業ごとに第一志望である理由や根拠を考えて面接に臨んでいきましょう。

「御社が第一志望です」からの辞退は問題ない理由

面接で志望度を聞かれたら、「御社が第一志望です」と答えるべきだということをお伝えしてきました。

面接を受けている目の前の企業が、その時、その一瞬は、第一志望なんです。

このように、A企業に「御社が第一志望です」と伝えておきながら、B企業でも内定が出て、B企業に入社をすることを決めたら、A企業は辞退することになりますね。

結論から言うと、A企業が選考中であっても内定後でも辞退することは問題ありません。

辞退の意思を伝えましょう。

とはいっても、心のどこかで「御社が第一志望です」と言っておきながら、結果的に嘘をついたことになるかも、ということで気が引けるかもしれません。

「御社が第一志望です」からの辞退は、なぜ問題ないのか?理由を解説します。

将来を決める重要な局面、自分を最優先

何よりも、自分の将来を決める重要な局面だからです。

他の誰でもない自分の人生ですから、自分の意思を最優先に尊重するべきですよ。

長い人生の中で、こうした決断をしなければならないことがあります。

心優しい人は、時に自分以外のことを優先する決断をすることがあります。

でも後で後悔しないためにも、ここは気持ちを強く持って自分を優先させてもよいのです。

企業の対応について知っておく

採用担当者として、「御社が第一志望です」と明言した学生から、辞退の連絡があると、それはショックです。

正直な話をいうと、

「面接で第一志望と言っていたし、高い意欲も感じたのになぜ?」

と思うこともあります。

また、辞退する学生が複数に及んだりすると、新卒の採用計画が予定通りいかないかもしれないという不安に駆られます。

私自身も採用担当者として、そのように思ったことがあります。

しかし、新卒採用を行っている限り、学生からの選考辞退や内定後辞退は毎年起こりえます。

ある意味、想定内のことですので、すぐに気持ちを切り替えて、選考中もしくは内定の学生に対してさらに真摯に向き合っていこうと前向きに行動していきます。

最終的には学生の判断ですから、そこは尊重していこうということになります。

その時点でまだ新卒採用活動に奔走して毎日忙しいこともあり、辞退となった学生のことは忘れていきます。

企業側の対応としては、以上のような状況です。

というわけで、今まで採用担当者に良くしてもらったり、お世話になっているだけに、申し訳ない気持ちがあるかもしれませんが、気にせず辞退しても大丈夫です。

辞退の伝える際の注意点

いざ辞退を伝えるという段階になると、

どうすればよいのか?

不安に感じている人も多いようです。

とにかく、辞退の連絡は勇気がいりますね。

正直な話、気が引けるでしょうし、何事もなく終わらせたいという気持ちもあるのではないでしょうか?

それでも、辞退の場合は企業に連絡をしなければいけません。

何も連絡しないというのは絶対にダメです。

「御社が第一志望です」からの辞退は問題ないですが、辞退することを伝えずに放置しておくと、後々思わぬトラブルに発展する恐れがあります。

きちんと伝えましょう。

そこで辞退を伝える際に意識しておいたほうが良いことや注意点について解説します。

辞退が決まった時点ですぐに伝える

企業の選考や内定を辞退する意思が固まったら、辞退の意思を早めに企業に伝えましょう。

連絡が遅くなればなるほど、企業にも迷惑がかかることになります。

内定辞退の場合は、その分内定予定者が減ることになります。

早めの連絡であれば他の内定候補者の検討や新たな追加募集などに対応することができます。

さらに内定式の準備や、入社が近づくと研修準備や入社手続きなどに関わってくると、企業としても大変困ります。

連絡が遅くなればなるほど、心証も悪くなりますので辞退連絡の際の対応の際に嫌な思いをすることもあります。

また、早めの連絡であれば、他の学生にチャンスが回ることだってありますね。

出来たら、そんなことも考慮してもらえるといいですね。

感謝、尊重、誠意を持って対応する

「御社が第一志望です」からの辞退を伝えるのは、気まずい感じになりますね。

お互い臨む結果ではなかったとしても、最後の分かれ際は気持ちよくいきたいですよね。

これが社会人としてのたしなみ・マナーだと思います。

今までの過程でお世話になったこと、色々対応してくれたこと、内定であれば評価していただいたことについて、感謝の気持ち、相手に対する尊敬心を誠意をもって伝えるということです。

社会人への第一歩として、ぜひ実践していきましょう。

ゆるぎない決心(引き止められる、理由を聞かれる)

辞退の連絡をしたときに、思わぬ展開に遭遇することがあります。

それは、辞退を伝えたら、

引き止められる。
説得される。

という可能性がごく稀ですがあるということです。

場合によっては、

「一度会社に来てもらって話をしよう」

と言われて、直接採用担当者との面談を求められることもあります。

そんな時、他の企業に入社している意思があるのであれば、毅然とした姿勢できっぱり断りましょう。

気持ち的につらいと思いますが、そこは乗り切っていきましょう。

内定の辞退を伝える手段

内定の辞退を伝える手段としては、出来れば電話がよいと思います。

自分の言葉で伝えるというのは、社会人のマナーと言えます。

マナーについては、これから社会人になって身に着けていくものですので、その一歩だと認識してほしいと思います。

また自分の言葉で伝える方が誠意が伝わりますね。

メールで伝えるという手段もあります。

電話をするということはとても勇気がいることですし、気が引けるためメールで済ませたいという気持ちもよく分かります。

しかし、前述したように誠意を伝えるためにも、まずは電話しましょう。

メールについては、電話しても不在などで繋がらない時の補足として活用しましょう。

辞退の電話をするときの注意点

営業時間内に電話をする

営業時間内であれば、直接の担当者が不在であっても、部署内の社員が電話に出てくれます。

あなたから電話があったことは担当者に伝わりますので、その後折り返し電話をいただけることもあります。

また電話をかける時間帯ですが、始業や就業間際や昼休みの時間帯は避けましょう。

目安としては、午前中は10時台、午後は14時~16時あたりがよいと思います。

なるべく静かな落ち着いた場所で電話をする

内定辞退という重要な連絡となりますので、静かで落ち着いた環境を選んで電話しましょう。

周りが騒がしかったりすると、周りに気を取られたり、また騒音でお互い話の内容が聞き取りにくかったりすると、相手に上手く伝わらない可能性もある方です。

またこうした場所から電話するのもマナーの一つですね。

ハキハキと話す

ただでさえ、内定辞退という言いにくいことを伝えるわけですから、どうしても声が小さくなったり、モゴモゴしてはっきりしない話し方になってしまうものです。

相手にしっかりと伝えるためにも、特にハキハキと話すことをいつも以上に意識しましょう。

辞退を伝える具体的なテンプレート

電話の場合

電話の場合、あらかじめ話す内容は整理しておいた方が良いですね。

そのために、電話をして相手が出た時にまずはどのように話すべきか、テンプレートを紹介します。

まずは会社に電話をする

お忙しいところ恐れ入ります。〇〇大学の〇〇と申します。

面接の件でお電話いたしました。

人事担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。

採用担当者が電話に出たら

お世話になっております。○○大学経済学部の○○でございます。

今お時間いただいてよろしいでしょうか。

先日は内定のご連絡を頂き、ありがとうございました。

大変光栄に感じておりましたが、その後再度自分なりに考えた結果、内定を辞退させて頂きたいと思い、ご連絡致しました。

貴重なお時間を割いて頂いたにも関わらず、また今まで大変お世話になったにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。

大変恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。

その後の展開

①「わざわざご連絡ありがとうございます。分かりました。入社を決めた企業でぜひ頑張ってください。」

②「差し支えなければ理由を教えていただけますか。」

①のケースのように、このような感じで終了するケースもありますが、

②のケースでは、

「別の企業様からも今回内定をいただき、自分なりに適性や将来を考えた結果、その企業でお世話になることを決めました。」

このような形で答えておくとよいと思います。

そもそも、どの会社にいくか?

誰しが納得できる合理的な理由なんてなかったりしますよね。

あまり詳細まで触れると、場合によってはその点を突かれてグダグダな説明になってしまうかもしれません。

というわけで、上記のようにシンプルに答えていきましょう。

相手にとって失礼にはあたりませんので、安心してください。

メールの場合

メールについてもテンプレートを紹介しておきます。

電話しても、採用担当者が不在などで繋がらなかった場合などはメールで連絡することがあると思いますので参考にしてください。

メールのテンプレート

【件名】

内定辞退のご連絡(◯◯大学 名前)

【本文】

◯◯株式会社 人事部
△△様

お世話になっております。
◯◯大学の△△(名前)です。

先ほどお電話させていただきましたが、ご不在のようでしたので、メールにて失礼いたします。
この度は、内定の通知をいただきありがとうございました。

このような光栄な通知をいただきながら、誠に恐縮ではございますが検討の結果、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

△△様にはお忙しいなか面接をしていただいたにも関わらず、このようなご連絡になってしまい誠に申し訳なく思っております。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

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署名

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以上、あくまでテンプレートですので、こちらを参考にしつつ自身の言葉で作成してくださいね。

まとめ

以上、「御社が第一志望です」と伝えた企業を辞退するときの対応について解説してきました。

「御社が第一志望です」と伝えた企業を辞退するのは問題ありません。

そもそも、面接で志望度を聞かれたら「御社が第一志望です」と答えるべきだと思いますので、複数社内定が出たら、辞退を伝えることになります。

ただ、伝え方が重要で、マナーを守って対応することが重要です。

辞退の連絡をすることは、気持ち的にもつらい事ではありますが、きちんと対応することが、社会人としての一歩になると思います。

今回は以上となります

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