・さすがにもうヤバい!卒業までに何とか内定を決めたい。
・でも本当に決まるのか?自信がなさすぎる。
・卒業前ギリギリで内定をゲットできた事例なんてあるの?
このような不安にお答えします。
本記事の内容
◆卒業間際の就職活動の特徴と方法
◆この時期は1人で戦わないことが大事
◆最後の最後(卒業前の1月~3月)に内定を決めた事例8選
◆こんな人が最後に内定を得ている
この記事を書いた人
大学のキャリアセンターアドバイザーとして、未内定学生の就職サポートを行い、卒業間際の内定を実現してきた実績があります。
新卒紹介のキャリアアドバイザーとして、特に就活後半のサポートをメインに行ってきました。
内定が決まらないままこのまま卒業なの?
もうさすがに無理では?
そんなことはありません。
とは言われても、
本当に内定を決めることができるのか?
成功した人はどんな活動をしていたのか?
といった不安が消えないのはよくわかります。
具体的に知ることが出来れば、少し希望が見えそうですね。
大学の就活アドバイザーとして、また新卒紹介のキャリアアドバイザーとして、特に卒業間際の未内定学生のサポートをメインにやってきた筆者が実際の成功事例を紹介します。
この時期、確かに多くの企業は新卒採用を終了していますが、まだ隠れた優良企業が新卒学生を募集しています。
なので、あきらめないでギリギリ最後まで頑張っていけば道は開けます。
時期が遅くなると、次第に企業の採用が終了してしまいます。
1日でも早く具体的に動いて行きたいですね。
卒業間際の就職活動の特徴と方法
卒業間際の1月から3月にかけての就活は、就活スタートの春先の時期とちょっと違う傾向にあります。
この時期ならではの特徴や就活の方法を理解しておきましょう。
この時期の就活の特徴
この時期の特徴として、応募から内定までの期間が短いことが挙げられます。
従来の就活では、エントリーシート提出から筆記試験、そして面接を数回経て内定まで数か月かかるケースもありましたが、この時期は1~2週間です。
中には応募から3日で内定といったケースもあるほどです。
書類審査があるケースもありますが、応募後にまずは面接ということが多いです。
面接の回数も1~2回ですね。
企業としても、出来るだけ4月1日の入社に間に合わせたいので、採用スケジュールを短縮しているのです。
このように展開が早いのが特徴です。
企業の見つけ方
新卒紹介(就活エージェント)に登録して企業を紹介してもらう
新卒紹介(就活エージェント)に登録すると、面談で企業を紹介してくれます。
今現在新卒を募集している企業の情報を一番持っています。
志望業界や職種・希望条件なども考慮してくれるので、自分に合った企業への応募が出来る点がよいですね。
また、書類作成や面接対策など内定を得るためにサポートをしてくれる点もメリットです。
キャリアセンターに来ている求人から探す
キャリアセンターにも企業から求人が来ていますので、相談してみましょう。
ただ、キャリアセンターの学生サポートも24卒に向けてのものがメインとなってきており、相談しにくい、また相談予約が取れないといったケースもあるようです。
ハローワークの求人から新卒を対象としている企業を探す
ハローワークでも新卒学生のサポートをおこなっています。
ハローワークのWebサイトでも求人検索が出来ます。
熱心な相談員に当たると、本当に親身になって企業を探してくれます。
就職サイトから探す
リクナビ、マイナビなど就職サイトも22卒向けに運営されており、この時期でも募集している企業も掲載されています。
でもどの企業がまだ新卒採用を本当に継続しているのか、分かりにくい点が難点です。
イチから企業を探して企業研究も自分でやらなくてはいけないので大変ですね。
この時期は1人で戦わないことが大事
さあ、就活をはじめるぞ!
でも一人で黙々と履歴書をきちんと書いて、面接を乗り越えていかなければなりませんね。
もちろん自分の力で進めていくのが理想ですが、この時期は時間もない中で現実的には難しいです。
・自己PRや志望動機はこれでいいのか?
・面接も今まで上手くいかなかったけど(まだほとんど経験がないけど)、どうすればいいのか?
といった不安もあるでしょう。
こんな時は、信頼できる就活アドバイザーと二人三脚で就活を進めましょう。
就活エージェント(新卒紹介)・キャリアセンター・ハローワークでは、キャリアアドバイザー・キャリアカウンセラーといった人たちが一緒に内定に向けてサポートしてくれます。
私自身も大学の就活アドバイザーとして、また新卒紹介のキャリアアドバイザーとして卒業間際の学生のサポートをやってきました。
具体的には、相談に来た学生に対して、就活状況や希望業界・職種などをヒアリングした後、いくつか候補になる企業をピックアップして詳しく解説します。
企業研究を一緒にやるイメージです。
仕事内容も学生に適性がありそうか、また納得できるものかどうかを考慮しながら進めていきます。
最後に面接練習など面接対策を行って、企業に送り出してきました。
紹介する企業のことはある程度熟知していますので、内定がでるイメージをもってサポートします。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは具体的に私が関わってきた成功事例をいくつか紹介します。
参考になれば幸いです。
最後の最後(卒業前の1月~3月)に内定を決めた事例8選
最後の逆転劇ともいえる卒業間際で内定ゲットの事例を紹介します。
これから紹介する事例では、ほとんどの学生は卒業を控えて、
「いよいよ本気で就活しなきゃ」
と動き出しました。
この時期からの就活は良い求人と出会うタイミングも重要ですし、運に左右されることもあります。
でも行動をしていくと、チャンスをつかむことが出来るんですね。
この時期の就活はドラマティックです。
やっとやる気がでた学生が成長中の超ホワイトIT企業の営業職へ
就活はちょっとやっていましたが、あまりピンとくる企業がなくて、ズルズルとこの時期になった学生。
たまたま紹介したIT企業に興味を持って一気にスイッチが入りました。
そもそもあまり業界研究、企業研究をしてこなかったので、単純に出会ってこなかっただけだったんですね。
クラウドサービスを提供する、ベンチャーだけど超優良企業の内定を手に入れました。
今から考えても彼はラッキーだったと思います。
元々明るく、コミュニケーション力もあったので、社長面接で一発合格です。
スキルを身に着けたい!文系事務職志望からITエンジニアへ
事務職にこだわって就活をしてきましたが、募集自体が少ないこともあり苦戦。
就活を続けていく中で、将来を考えるとスキルを身に着ける必要を感じていた時に、文系でもIT業界にチャレンジできることを知って興味を持ちました。
事務職もITエンジニアもデスクワーク、ということでチャレンジを決めました。
Webサイトでプログラミングをちょっと学んでみると結構面白いということで、IT企業に応募しました。
自分でプログラミングの勉強をしているというやる気が評価されて内定をとることができました。
卒業式手前で東京に引っ越して来ちゃった崖っぷちの女子学生が営業事務を決めた
女子学生は卒業式直前に地方から東京に引っ越してきました。
この時点で内定はありません。
ずいぶん思い切ったことをするなあ、と思いましたが、4月1日までに就職を決めなければなりません。
もう悲壮感あふれる様子でした。
相談に来た時点でもう3月中盤。
こちらも何とか決めたいと思っていたところ、ある企業から営業事務で1名追加の募集が来ました。
速攻でその学生に連絡を入れて、応募を打診しました。
即決で応募を決めて面接を受け、即内定が出ました。
この時点で3月26日、本当にギリギリでしたね。
キャラを全開できたら人材系企業の貴重な事務職に内定
年明けまで全く就活をしていなかった女子学生。
当然ながら準備もできていなくて、言葉遣いもちょっとおぼつかなく、今のままだと面接も厳しいかなという印象でした。
天真爛漫で明るいのが救いでしたが。
何社か受けましたが、やっぱりダメでどうしようかと思っていたところ、知り合いの人材会社の社長が事務で1名欲しいという話がありました。
そこで一緒に社長に会いに行きました。
フランクな感じで面談をしたら、社長に気に入られてそのまま内定。
きちんとした面接ではなく、ざっくばらんな場だったのでキャラ全開できたのが良かったみたいです。
スポーツに熱中しすぎた学生が広告代理店の営業職へ
大学でずっと部活をやってきて1月に引退、そこからの就活でした。
スポーツをやってきただけあって、礼儀正しくガッツがありそうな感じの良い学生でした。
ただ不器用で自分の思いを上手く伝えられません。
また業界研究など企業の知識が全くない状態でした。
いかにも「いい奴」という感じなので、そこを買ってもらえそうな企業を探していたところ、広告代理店から営業職のオファーがありました。
仕事内容を細かく説明して仕事イメージを持ってもらうようにして、自己PRや志望理由も一緒に仕上げて、面接に臨みました。
結果、一発合格。
まだ粗削りだけど鍛えがいがあると思われたみたいです。
ガツガツ営業はイヤだった学生が得た納得した専門商社のルート営業
就活をやっては休み、を繰り返してダラダラと時間が過ぎてしまった男子学生。
何となく営業かなと思いつつも、体育会的なガツガツ頑張るのは自分に合わないという感じで、気が引けていました。
確かに会ってみるとそんな感じです。
ある専門商社が数年ぶりに新卒を取りたい、でもこんな遅い時期じゃ難しいよね、という相談がありました。
電設設備の専門商社でルート営業、社風ものんびりした感じで、この時期には貴重な求人でした。
早速この学生にぴったりかも!と思い、学生に紹介してみました。
就職サイトでは絶対見つからない優良求人ということで、すぐに応募することに。
2回の面接で見事内定。
納得の就職先となりました。
不器用だけどコツコツ型の学生が出会った印刷会社のオペレーター職
コミュニケーションに苦手意識があり、大人しく口数が少ない男子学生は、そのせいで就活に苦労してきました。
接客や営業は無理そうだし、IT業界も意外とコミュニケーションを求められる。
自分に合う仕事は何だろうと考えている時でした。
印刷工場での機械オペレーターの仕事を紹介しました。
世には出ていない求人です。
黙々とした仕事ですが、スキルも身につくし将来のキャリアアップも可能です。
実際に工場を見学してみました。
身近にある印刷物の制作に貢献できると感じてそのまま面接を受けました。
まじめでコツコツとした性格が評価されて、その場で内定です。
苦労したけど、自分に合った仕事が見つかって良かったと喜んでいましたね。
人をサポートする仕事を探していて、出会った人材派遣会社で内定
人をサポートする仕事をしたい、ということを軸にしていて事務職などに応募していたけど、なかなか決まらない。
自分がやりたい仕事は何なのか分からなくなってきて、就活が止まってしまった女子学生。
学生時代に居酒屋のアルバイトで新人教育を担当して、新人が育っていくのを見ていくのがやりがいでした。
家電量販店にスタッフを派遣する会社で、スタッフの募集から管理を行う仕事に出会いました。将来は教育も任される仕事。
人をサポートするというイメージを鮮明に持つことが出来て、すぐに応募しました。
軸がしっかりしていたのもあり、面接も順調に進んで内定となりました。
いかがでしょうか。
卒業間際の数か月で内定を決めた事例を紹介しました。
この他にも数えきれないくらいの事例があります。
次に決めるのはきっと貴方ですよね。
こんな人が最後に内定を得ている
この時期に内定を決めた人に共通する点があります。
それは、
卒業までに絶対就職を決めるという強い決心とか覚悟、そして必死さです。
いろんな事情で今まで内定が無くて、恥ずかしくて情けない気持ちがあって、自信もないから、それが表情にも出てしまう。
カッコ悪いけども、もう後がないという必死さをさらけ出していく姿が採用担当者の心を動かしたんだと思います。
もう理屈じゃないですね。
相談を受けたキャリアアドバイザーとしても、そんな学生の姿を見て心を動かされました。
何とか最後まで一緒に頑張っていこう、と本気で思わされました。
最後の最後で、こんなドラマがあるんです。
この時のエピソードを思い出すと今でも涙が出てきてしまいます。
まとめ
卒業間際の短い期間で内定を決めた事例を紹介してきました。
私の就活支援の活動で実際に関わった事例です。
是非、ひとりで考え込まずに人に頼ってみてください。
この時期、内定が決まる時は意外とあっさり決まります。
そして、早く内定が決まった人も、卒業間際で決めた人も4月1日から社会人になることは一緒です。
そこから仕事を頑張っていけば未来は開けます。
今からでも遅くはありません。
まずは動いていきましょう。
繰り返しになりますが、就活エージェント(新卒紹介)への登録から始めてみましょう。
今回は以上となります。