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「志望動機が書けない」悩みを解決!作成までの手順と構成を事例付きで解説

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・志望動機が書けない、書いてもしっくりこなくてモヤモヤしている。
・どんな志望動機を書けばいいのか分からない。
・志望動機を書くコツとかあるの?

このような悩みを持つ新卒の就活生向けにお答えします。

本記事の内容

● 企業は志望動機を聞いて何を判断するのか?

● しっくりくる志望動機が書けない理由

● 志望動機作成の重要ポイントは就活の軸

● 志望動機作成までの流れ(やること)

● 志望動機に至るストーリーをどのように伝えるか?

● 志望動機では「こころざし」を伝えたい

この記事を書いた人

KyoLive
KyoLive
人材・キャリア領域でフリーランス歴10年
今まで複数の企業の新卒採用担当者として実際に選考に携わってきました。
一方で大学などで就活対策の講師として就活講座やカウンセリングを行ってきました。

エントリーシートや面接で、ほとんどの企業から志望動機を聞かれます。

「実際にどのように書いていいのか?」

「書いたとしても、本当のこれでいいのか?」

このように志望動機についての悩みは尽きません。

志望動機が書けないと、つい就活本などに書いてある志望動機の事例を参考にして、真似てしまうこともあるかと思います。

参考にしていいのは、文章の構成だけ。

他の人の内容を真似て、誰でも書ける志望動機では企業の採用担当者の心を動かすことはできません。

本記事では、他の誰でもない貴方が企業を志望する動機を作っていくプロセスを具体的に解説します。

また本記事では志望動機の伝え方(文章構成)についても具体的にお伝えします。

志望動機を書くために何をすれば良いか、具体的にイメージできると思います。

やることが決まったらすぐに取り組めるので、もう迷わず志望動機を作成できますよ。

企業は志望動機を聞いて何を判断するのか?

企業が志望動機を聞く理由は様々です。

まずは単純な話ですけど、採用担当者としては応募してきた学生に何で我が社を志望したのか聞いてみたいですよね。

どこを見て、何が魅力で応募してきたのか?純粋に知りたいです。

だから聞いているということもあります。

ただ、志望動機を選考の判断軸として重要視している企業が大半なのではないでしょうか。

どんな判断軸なのかを見ていきましょう。

内容自体に納得感があるか?志望度が高いのか?

最も多い理由がこれです。

何となくの直感だったり、たまたま会った社員の印象がいいとか、雰囲気がよさそうという感じだと、ちょっと本気度を疑ってしまいますね。

志望するには、それなりの根拠や理由があるはず。

この根拠や理由を聞いて納得感がないと、そんなに志望度が高くない、本気じゃないと思われる可能性が高いです。

論理性があって分かりやすい伝え方ができているか?

志望動機の内容もさることながら、伝え方に注目している場合もあります。

自分の考え方を分かりやすく論理的に伝える力です。

こうした力はビジネスにおいても重要なスキルとなりますので、説得力のある伝え方ができていると、その学生に対して高いポテンシャルを感じて期待感が増すことでしょう。

きちんと企業のことを研究しているか?

納得感のある志望動機を伝えるには、応募している企業のことをしっかり研究する必要があります。

志望動機の内容によって、どこまで企業のことをきちんと調べているか、分かってしまいます。

企業研究を前提としない表面的で浅い志望動機しか言えないと、やっぱり志望度合を疑ってしまいますね。

しっくりくる志望動機が書けない理由

エントリーシートで志望動機を頑張って書いてみても、なんだかしっくりこない。

本当にこの内容でいいのか?モヤモヤしながら期限が迫って、そのまま提出してしまう。

書いた自分が納得していないのに、読み手が納得できるわけがないですね。

しっくりこない原因を探っていきましょう。

そもそも本気で志望していない

正直に言って、何十社も応募する中で全ての企業に本気で志望するなんてありえないですよね。

中には、まだそんなに本気じゃないけど、とりあえず応募してみようという企業もあるはず。

でも志望動機を書かなきゃいけない。

結果、企業研究が追い付かない、なんてこともあるでしょう。

まだ企業で仕事をするイメージが沸かない、気持ちがまだ追いついていない段階では、志望するだけの材料が揃っていない可能性があります。

そんな状態では、気の利いた志望動機なんて書けないですよね。

だから何となく直観で「この企業いいな」と思い、とりあえず理念に共感しておくか、企業の雰囲気や接した社員の印象を志望動機にしてしまうことがあります。

会社の一員のなる(内定を得ること)だけが目的となっている

企業は「仕事をする所」という大前提が抜け落ちているケースです。

就活は自分の居場所探しという側面は確かにありますし、また企業イメージだったり、憧れの念を抱いているということもあるでしょう。

内定を得ることが目的となってしまっているケースですね。

でもそれだけでは、企業に入りたい動機しか伝えることが出来ません。

結果、その企業の良い点や褒めちぎったり、共感していることを伝えたり、雰囲気の良さを動機にすることしかできません。

就活の初期に陥りやすい現象で、結構多く見かけます。

【就活の軸=働く軸】がない、またはぼんやりしている

結局のところ、これまで触れてきたように

・どう働きたいか、
・なにをやりたいか、
・自分の将来のキャリアをどうしたいか

という就活の軸=働く軸をまだ見出すことが出来ていない、またはぼんやりしているから、

その企業で働きたい理由を明確に言えないということになります。

この点が志望動機を書けない最大の理由となります。

それでは、どうすればいいのか?

これから解説していきます。

志望動機作成の重要ポイントは就活の軸

【志望】の意味は、「自分はこうなりたい、こうしたいと望むこと」

【動機】の意味は、「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」

言葉の意味を紐解いてみると、志望動機では何を伝えるべきか想像できるかもしれません。

自分はこうなりたい、こうしたいというのが就活の軸=働く軸です。

まずは、こうした就活の軸=働く軸があって、軸を実現できる企業はどこか?という観点で色んな企業を探していくと思うんです。

就活の軸=働く軸をベースに色んな企業を見て、

・この企業なら自分の働く軸に合っている

・やりたいことが実現できる

「だから、その企業を志望した」という展開を伝えたいですね。

企業が聞きたい志望動機です。

もちろん、企業の規模やブランド、勤務地や給与、社員の人柄や社風等も企業を選択する要素ですよね。

でも、まずは何をやりたいか?という就活の軸=働く軸を元に選択したんだということを伝えたいんです。

この点が志望動機作成の上で最も重要なポイントです。

ココが抜けていると企業はあまり納得してくれません。

このように就活の軸=働く軸がないと納得感のある志望動機は作れません。

企業が聞きたい志望動機とは、その企業で働きたい動機であり、入りたい動機ではないんですね。

この違いをまず理解していただきたいと思います。

※就活の軸=働く軸については、以下の記事で詳細を解説しています。まずはこちらを参照してみてください。

志望動機作成までの流れ(やること)

前項で話したことを、具体的な行動にするとどのような流れになるのか、ということを解説していきます。

志望動機は、志望に至るまでの段階(過程)を経て完成するものです。



就活を始める時に、まず何を考えるでしょうか。

どんな仕事をしたいのか、何をやりたいのか、ビジネスパーソンとしてどうなりたいのか、ということだと思います。

理想を言えば、この点をしっかり考えてもらいたいです。

就活で最も大事なことです。

何がやりたいのかよく分からないと思うことがあるかもしれませんが、ココは乗り越えていきましょう。

次に考えがまとまってきたら、自分なりの就活の軸=働く軸を定めていきます。

こうした就活の軸=働く軸を具現化できる、実現できる仕事や働き方は何か?

ということを考えながら企業のことを調べて、軸とのすり合わせをしていきます。

色々調べていくと、就活の軸=働く軸に沿ったビジネスをしている企業や軸に近い仕事ができる企業に出会います。

さらに企業のことを調べていくと、就活の軸=働く軸と企業の接点が見つかって、具体的にその企業でどのように仕事をして何を目指すかということが見えてきます。

ココを整理して志望動機を作っていきます。

以上の流れで、志望動機が作られていきます。

志望動機に至るストーリーをどのように伝えるか?

それでは、具体的な志望動機をどのように伝えていけばいいのか?

伝え方の例をまとめてみました。

分かりやすい文章構成を心がけたいですね。

ざっくりですが、大体上記のような感じで志望動機を構成していくと、相手にとってもわかりやすく伝わりやすい文章になります。

就活軸=働く軸をベースに志望動機が構成されていることが分かりますね。

何よりも論理的に伝えることができますね。

大切なポイントをまとめておきます。

・要点(結論)をまず簡潔に述べる
・第一人称「私は(が)~」自分の考え等を入れる → 重要
・企業研究した上での見解を話す(自分なりの企業理解)
・自分(働く軸)と企業の【接点】を説明する
・「このような接点があるから志望したんだ」ということを伝える
・入社後のビジョン(志)を最後に伝える

志望動機では「こころざし」を伝えたい

上記の例では、最後に将来のビジョンを伝えていますね。

単純に言うと、「これがやりたい、実現したから御社で働きたい」

ということになります。

志望動機の【志】は文字通り【こころざし】ですね。

志望動機では最終的に【こころざし】を伝えたいのです。

【こころざし】のベースにあるのは、就活の軸=働く軸です。

これを伝えることで、企業の採用担当者の心を動かすことが出来るんじゃないかと思います。

例として適当かどうか分かりませんが、例えば高校野球で活躍してプロ野球へ進もうとしている選手に、インタビューでこんなことを聞きますよね。

「将来はどんな選手になりたいですか?」

そうするとインタビューを受けた選手は必ず何か答えます。

「人を感動させる選手になりたいです。」
「世界で通用する選手になりたいです。」

就活、というかビジネスの世界でも一緒です。

このような言葉を聞きたいんですよ、できれば熱感を持ってですね。

企業の採用担当者がこれ聞いて、

「一緒に目指していこう!」

と心が揺さぶられた時、内定に向けて一歩も二歩も進むことでしょう。

これが志望動機です。

まとめ

志望動機について、解説してきました。

最後にポイントをまとめておきます。

・志望動機は就活の軸=働く軸と密接に関係している。

・納得のある志望動機は就活の軸=働く軸がしっかりとしているかがポイント

・志望動機は手順を踏んで作成すること

・企業に入りたい動機ではなく働く動機を伝えること

・伝え方は論理的にわかりやすく

・志望動機は「こころざし」を熱意をもって伝えること

ここまで読んだ方は感じていると思いますが、志望動機を書いていく工程は楽なものではないですね。

でもですね、

この工程を経て作られた志望動機は、貴方自身の就活の軸と企業研究の結果が詰まった価値あるものです。

企業も、こんな志望動機を書き上げた貴方に興味を持って、ぜひ会いたい、もっと話を聞きたいと思うことでしょう。


今回は以上となります。

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