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早く会社を辞めたい!やめる前に起こりうるリスクとその後の対策をまとめて解説

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・新卒で入社した会社でまだ1年たたないけど、もう辞めたい
・でも1年たたずに辞めたら人生オワコン?
・でもやめていい?
・1年未満でやめたらどんなリスクがあるの?

このような悩みにお答えします。

本記事の内容

◆もう辞めたいと思ったときに立ち止まって考えるべきこと

◆1年未満での退職は転職に不利?

◆こんな事情なら直ぐにやめることも考えていい

◆安易に「とりあえずバイト」は後々後悔する

◆転職先を決めずに退職するリスク

◆ポジティブ転職!「第二新卒」採用枠を活用する

この記事を書いた人

KyoLive
KyoLive
人材・キャリア領域でフリーランス歴10年
キャリアアドバイザーとして早期退職者の転職支援を行っています
入社して1年未満での退職後の成功事例、失敗事例を多数見てきました



せっかく入った会社を短期間で辞めるなんて、誰でもそんなことはしたくないですよね。

でも、短期間で会社を辞めようと考えた、その時の心構えや行動でその後の社会人生活が変わってきます。

早く判断したからこそ、その後充実した社会人生を送る人もいれば、こんなはずじゃなかったと人生設計が狂ってしまう人もいます。

例え早期で会社を辞めるにしても、その後どんな事態が起こるのかをあらかじめ想定しておいた方が良いです。

「こんなはずじゃ」

とならないためにも必要なことですね。

昔は「3年は頑張らないと認められない」ということは言われていましたが、今は決してそんなことはないです。

でもまだ入社して1年経っていないのであれば、ちょっと考えてもらいたいです。

特に、次の転職先も決めずに勢いで辞めてしまうことは、かなりリスクが高いです。

今回は早期退職のリスクと転職に向けて良い方向になるためのヒントを紹介していきます。

「早く会社を辞めたい」と思ったときに立ち止まって考えるべきこと

新卒で入社したのに、1年も経たないうちに辞めることを考えている。

さて、どうするか?

そのまま辞めてしまうのか?

もう少し頑張ってみるか?

せっかく入った会社をそんなに早く辞めたいと思ったのは、よっぽど何か理由があってのことでしょう。

一度辞めようと思ったら、もう自分の気持ちに歯止めがかからなくなって、そのまま突っ走ってしまいがちです。

実は新規学卒者の入社1年未満の離職率は、厚生労働省の調査では大卒で11.6%、高卒で16.8%となっています。

大卒でおよそ5人の1人は1年未満で退職しています。

意外と多いですね。

この数値を見てみても、同じように考えている人はいるので、貴方だけではありません。

この中には勢いで辞めてしまった人もいるでしょう。

そして、その時の安易な選択を後になって後悔するというケースも多いようです。

そうならないためにも、休日とかに一度立ち止まって自分と向き合って考える時間を作ってみましょう。

「早く会社を辞めたい」入社後すぐにやめてしまうと転職に不利?

1年未満で退職すると転職は不利になるケースが多いです。

例えば、離職率の低い優良な企業でしたら、そもそも1年未満で退職する人が圧倒的に少ないですよね。

そうすると、退職するのは本人に問題があるのではないかという発想になりがちです。

・メンタルが弱すぎるのではないか
・人間関係に問題があるのではないか
・何でも周りのせいにする他責意識が強いのではないか
・仕事に対する姿勢が甘すぎるのではないか
・自分勝手で我儘が過ぎるのではないか

例えば前職で

「パワハラがひどい」

「労働環境がひどい」

と言った事情があったとしても、他の会社の事情なんて分かりようがないんです。

「もうちょっと自分で何とかできなかったの?」

と思われてしまいます。

またすぐ辞めてしまうのではないかという懸念が付きまとうので、採用に躊躇することになります。

転職先企業を納得させるだけの説明が出来るでしょうか?

いや、その前に履歴書など書類の段階で落とされてしまうので説明の機会さえもないかもしれません。

この現実を目の当たりにすることになります。

「早く会社を辞めたい」今すぐに会社をやめてもよいケース

1年以内で退職することはお勧めできませんが、それでも無理しちゃいけないケースもあるでしょう。

・このままだと体を壊す、精神的に病んでしまうというケース

・会社が明らかな法令違反をしている

最低限自分は守っていただきたいと思います。

その後の人生に影響を及ぼす可能性がある場合、悪化する前に早く判断すべきです。

また明らかな法令違反は、客観的に誰が見ても本人の事由による退職ではないことは明らかですので、早期に辞めるという選択はありでしょう。

取返しがつかない前に早めに判断していきましょう。

「早く会社を辞めたい」でも安易にとりあえずバイトは後々後悔する

もう体力的にも精神的にもきつくて、もう無理。とにかくこの環境から抜け出さなければ。

という思いで、とりあえず退職することにした。

でも生活費を稼がないといけないから、バイトでもしておこう。

特に学生時代のアルバイトと同じような仕事なら大体の仕事内容も分かっているし、今よりはいいだろう。

というか、フルタイムで働いたら正社員のときの給料とそんなに変わんないかも。

というわけで、とりあえずアルバイトをやりながら次の転職先を探すというのも一つの手段ではあります。

でも、アルバイトでの生活を続けていると、段々それに慣れてきて次の行動を起こそうという気力も薄れてきます。

将来のことよりも、今が特に問題なければそのままでいいじゃない、という気持ちに支配されることになるかもしれません。

一念発起して、いざ転職活動をして面接となった時、次の質問に応えることが出来るでしょうか。

「会社を辞めた後に転職しないで何でアルバイトをしていたの?」

何か明確な理由があればいいんですが、納得する答えが返ってくるケースは少ないですね。

「今後のキャリアに必要なスキルや経験をアルバイトで身に着けて、自信をもって転職活動に臨めるように頑張った。」

など自分自身で考えての行動ならいいんですけどね。

結局挫折してしまい、そのままアルバイトを続けて年を重ねていくと、いよいよ正社員のなるのが難しくなり後悔しても遅いという事態になりかねません。

「早く会社を辞めたい」次の転職先を決めずに会社をやめるリスク

会社を辞めると心の中で決めたら、すぐにでも転職活動を始めましょう。

辞める前、在職中に転職活動をおススメします。

退職をして時間もたっぷりある中でじっくりと転職活動をした方が良い結果につながるのでは?

という考え方もありますし、退職してからの転職活動でうまくいった人も何人か見てきました。

途中で挫折してしまう人が圧倒的に多いのが事実です。

挫折につながってしまう主なケースを見てみましょう。

なぜ退職したのかを深掘りされる。

退職してからの転職活動では面接などで

「なぜ次を決めずに退職したのか?」

深掘り質問をされることがあります。

この答えにつまずくことが続き、苦しくなるケースが多いのです。

「基本的にちゃんと考えているのなら、在職中に転職活動をするでしょう」

と企業は考えます。

「それなのに、なぜあえて先に辞めちゃったんだ?」

という疑問を解決したいのです。

これを確認しないと、入社してもまたすぐ辞めちゃうんじゃないかという懸念を払しょくすることができない、つまり採用は難しいという判断になりかねません。

転職活動の際、足元を見られてしまう

既に退職していると、引け目を感じてしまい転職活動の際になかなか自分に自信を持つことが出来ません。

こうした心の状態は企業に見透かされてしまいます。

何となく扱いが雑だなとか、あまり真剣に取り合ってくれないといった印象を持ってしまうこともあるでしょう。

実際に企業の方でも、採用の優先順位からするとどうしても低くなってしまうので、微妙に接する態度に出てしまうのかもしれません。

そうすると足元を見られている気がして、増々自信がなくなってきてしまい、転職活動を続けるのがつらくなることがあります。

もう後がない必死さがあれば、その点を買ってくれる企業もあるかもしれません。

そこは頑張って気持ちを強くして臨むしかないと思います。

一旦休んでしまうとなかなか転職活動に身が入らない

例えば体力的、精神的にヘトヘトになって、ようやく退職。

一瞬、全ての問題から解放されて気持ちも晴れやかになります。

元気を取り戻したら転職活動をしようと思っても、一旦休むとズルズルと時が過ぎてしまいます。

いよいよ転職活動をするのが億劫になってしまうことがあります。

「明日からはじめよう」

と毎日誓うものの、やっていることは何となく転職を眺めて、それで終わってしまう。

こうなると、よっぽど自分と奮い立たせないと動けなくなります。

条件があまりよくない求人に妥協してしまう

なかなか転職活動がうまくいかない日々が続くと、早く次の転職先を決めなきゃと焦ってしまい、

「採用してくれるところならどこでもいいや」

という心境になって、安易に決めてしまうことがあります。

もう退職してしまっているので、毎月の給与が入ってこないようになります。

こうした金銭面の不安。

そして、本当に就職できるのだろうかと不安。

あの時、安易に辞めなければ良かったという後悔

色んな感情が入り混じり、早く転職活動を終えて楽になりたい。

こうして、心が弱っている時に面接などで企業の対応が良いと、つい安易に選んでしまいがちです。 

こうした企業の中には常に人手不足で年中採用活動をしていて、誰でも採用するようなブラック企業に当たる場合もあり、仮に入社して後悔することになります。

最悪の場合、また1年未満で退職してしまい、それこそ職歴に傷がつくことになります。

【例外】スキルを学ぶため(プログラミング、Webデザインなど)

以上のように、基本的には在職時に転職活動をして、次の転職先が決まってから会社をやめるべきです。

ただ、次のキャリアをめざすにあたって、一旦会社を退職してから新しいスキルをつけるための勉強の期間にあてるのはありだと思います。

スキルをつけるという明確な目標があって、そのスキルを使って新しい領域の仕事にチャレンジしようということですから、応募しようとする企業もその点は理解するでしょう。

どんなスキルをつけたいか?

人それぞれですが

最近ではプログラミングWebデザインなどが人気です。

比較的、このスキルを学んでいれば受け入れてくれる企業もあり、求人数もそこそこありますので、チャンスが多いのも人気の要因でしょう。

「早く会社を辞めたい」からポジティブ転職!「第二新卒」採用枠を活用する

今まで、1年未満での退職は不利であること、転職先を決めないで退職するリスクについて解説してきました。

でも自分で辞めると決めて、いざ動き出そうとする時に考えておくべきことがあります。

転職してどうしたいのか?

転職を機にこれからどうしていきたいのか?

このような転職の目的を明確にすることです。

これがなければ、単に前の会社がイヤだからやめた、というネガティブな転職にしかなりません。

次に転職するにもネガティブな理由で入社しようとする人と一緒に仕事はしたくないと考えるのは自然なことですよね。

いろんな事があって会社を辞めた(辞めようとしている)けれども、次のステージに向けて動いているというポジティブな状態で転職活動をしていきたいところですね。

でも、転職してどうしたいのか分からないということもあるでしょう。

学生の頃の就職活動を思い出して、もう一度自己分析をしていきましょう。

私が接してきた、早期退職して転職する人の例を一部紹介しましょう。

・学生時代はあまりやりたいことを考えずに就職したけど、実際に働いてみて自分のやりたい仕事が明確になった。

・学生時代には気づかなかったけど、意外と自分の強みが活かせるのはこんな仕事だと分かった。

・学生時代に学んだことを活かしたいという思いはあったけど、就職先はその視点では選ばなかった。やっぱり学んだことを活かしたいという思いが強くなった。

・今まではなんとなく周りに流されていた。でも今は自分と向き合った結果、本来やりたいことが見つかった。

今まではとにかく会社のネガティブなことばかりに目がいきがちだったと思いますが、自分自身と再度向き合ってみると、自分自身の中にもきっと理由があるはずなんです。

このように、転職する目的をはっきりさせることで、単にイヤで辞めるネガティブ転職から、未来に向けてのポジティブな転職へとイメージを変えることができます。

もちろんすべての企業で受け入れられるとは限りません。

でも、第1歩として、自分自身ともう一度向き合い、ポジティブな転職に変換していきましょう。

色々あって早くやめるけど、自分はこれがやりたいから転職するんだと堂々と言えるようになりたいですよね。

「第二新卒」の採用枠がある

実は新卒で入社後3年程度以内なら、「第二新卒」という枠があります。

就業経験は多少あるけど、まだ経験が浅いため中途採用ではあるけども、新卒同様に採用していこうというのが「第二新卒」というカテゴリーになります。

こちらを狙っていくのはアリです。

ただし、どの企業が「第二新卒」を採用しているのかが分かりませんよね。

こんな時は第二新卒向け転職エージェントに相談するのが手っ取り早い方法といえます。

是非現職の在職中に相談してみることをお勧めします。

第二新卒向け転職エージェントについては以下の記事を参照ください。

また転職エージェントについて詳しく知りたい人は以下の記事も参照ください。

まとめ

「早く会社を辞めたい」

そんな時、どうするか?について解説してきました。

辞めたい思いが強いと衝動的にやめてしまうことはありますが、その後のことを考えると一度立ち止まって考えていきたいものです。

勤務しながら、ますは転職エージェントに登録して、次の道を探ってからでも遅くはないと思います。

「早く会社を辞めたい」

という思いはネガティブな感情ですが、次に向けてはポジティブな気持ちで臨んでいきたいところですね。

今回は以上となります。

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