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面接最後の逆質問「なにか質問はありますか」はどんな内容が良いの?面接官の意図を理解して効果的な質問内容を解説

・面接での逆質問ではどんな質問をしたらよいのか分からない
・なぜ面接の最後に逆質問があるのか?
・効果的な逆質問ってあるの?

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

◆面接官が「なにか質問はありますか?」と聞く理由

◆逆質問の場が面接で重要である理由

◆面接官に響かない逆質問の傾向

◆一歩突き抜ける質問の内容

この記事を書いた人

KyoLive
KyoLive
人材・キャリア領域でフリーランス歴10年
大学の就活対策講座講師、就職アドバイザー歴20年
また企業の新卒採用のコンサルティングにも従事しており選考試験(書類、面接)の実務も並行して行っています
面接官としては今まで新卒・中途採用で5000名以上対応しています

面接の最後に

「なにか質問はありますか?」

と聞かれることが多いですが、あらかじめ準備してないと咄嗟に質問が思い浮かばないということがありますね。

またどんな質問をしていいのかよく分からないという方も見かけます。

このような逆質問を軽く流してしまう方が多いんですが、

面接において逆質問は評価を左右する重要な場面です

今までいい感じで面接が進んでいても最後の逆質問で、印象が変わってしまい良い結果につながらないことがあるんです。

そうなっては、もったいないなさすぎますね。

今回はどのような質問をぶつけていけば良いのか、他の応募者にも差をつけて面接官の評価を最大化するための方策について解説していきます。

逆質問:面接官が「なにか質問はありますか?」と聞く理由

面接官はなぜ面接の最後に逆質問をしてくるのか?

まずはその理由について考えていきます。

理由や意図を知ることで、どのような質問をするべきか見当がつくと思います。

① 働く意欲や志望度、企業研究をしているかどうかを見極める

面接の評価で重要なのが働く意欲がどれくらいあるのか、志望度は高いのかという点です。

自己PRや志望動機などの質問で確認していくわけですが、こうした質問は事前に想定された質問なので、応募者も事前に用意してくることが多いと思います。

疑うわけではないですが面接用に用意された内容だけでは、面接官の心情としては確信まで至らないことが多いですね。

そこで、こうした逆質問のような自由に話せる場面でどんな質問をするかによって、応募者の本音の部分を探ることができるのです。

仮に何も質問がない、仕事に関する質問がない、調べればわかるような質問しかしない、という場合は、

「なんだかんだ言ってそれほど志望度は高くないのではないか?」
「あまり企業研究をしていない」
「働く意欲があまり認められない」

という判断になることがあります。

このように逆質問という別角度からの視点で本音部分を探ろうとしているのです。

② 応募者の質問力からコミュニケーションスキルを確かめる

質問のやり取りは企業と応募者の相互理解のためのコミュニケーションの場ですので、

応募者の

「質問力」

にも注目しています。

質問の仕方によって、応募者のコミュニケーション力をある程度判断することが出来ます。

ビジネス上で良好な対人関係構築のためにもこの質問力は重要な要素となります。

このような力がどれくらいあるのかを確認するために逆質問を重要視している企業もあります。

③ 応募者の価値観や優先順位を探る

質問の内容によって、

応募者が転職にあたって何を重要視しているか?

という優先順位を判断することができます。

事業や仕事に関する質問を前のめりでしてくる応募者と、残業時間や有給消化率などの条件面や福利厚生、社内風土に関する質問が中心の応募者

では優先順位の違いは明らかですね。

事業や仕事に関する優先順位が高いという判断は面接でもプラスに働くでしょう。

条件面などはもちろん重要ですので、質問で確認することは当然のことなのですが、そればかりの質問がメインだと働く意欲について疑問視される可能性があります。

④ 自社の魅力付けや不安解消の場として活用

上記のように応募者の本音や資質を探る目的以外にも、自社のアピールや魅力付け、応募者の不安を解消することで、応募者の入社意欲を高めるために逆質問を活用するというケースがあります。

質問に対して単純に答えるだけだけではなく、さらに回答を深掘りしながら、会社のアピールにつなげていくのです。

例えば、仕事内容に関する質問があった場合、その内容をこたえるだけではなく、

さらに、

「貴方だったらこのように活躍出来る、将来は〇〇の可能性もある」

などと応募者の意識醸成につながるようアピールをするといったケースです。

応募者が好印象で是非採用したいという意識になった時には、こうして逆質問の場を通じて言わば口説きに入っているということがあります。

⑤ 対等なコミュニケーションの場であることの演出

面接のイメージとしては、企業が一方的に応募者に色々質問をしてくるといった感じですが、本来は企業と応募者は対等な立場でお互いに理解を深める場という認識です。

つまり応募者にとっても、企業を判断する場でもあるということです。

こうした姿勢を示す意味でも逆質問の場を用意しているのです。

逆質問の場が面接で重要である理由

企業が逆質問を行う理由を考えると想像出来ると思いますが、逆質問の場面は面接評価において非常に重要です。

・本音の意欲や志望度合いが分かってしまう可能性がある

・実際のコミュニケーション力を判断される

面接の最後の場面で全体の印象を決定づけてしまう可能性があります。

せっかくいい感じでも最後の逆質問で良くない印象だど、面接が台無しになってしまうことがあります。

実際の面接では、緊張した状態でやり取りをしていて、いよいよ最後の場面になると少々気が抜けてしまい、早く面接を終わりたいという心境から、逆質問の場がなおざりになってしまうことがあります。

これは本当にもったいないです。

決まった質問でやり取りする予定調和な場ではなく、何の設定もない自由な場であることで、企業と応募者が対等な立ち位置でお互いの理解、納得、共感をすることができるんです。

面接で最も重要な勝負所であるという認識で臨みましょう。

私自身も企業の採用面接を長年やってきていますが、最後の逆質問を重要視しています。

知り合いの企業の社長は、面接が始まったら逆質問からはじめ、そこから会話を広げるという形をとっています。

何も質問出来なかったらそこで面接終了ですね。

面接官に響かない逆質問の傾向

まず押さえておきたいのは逆質問の場で

「質問はありません」

「大丈夫です」

は基本ダメです。

結局のところ、

『御社に興味はありません』

と言っているのと同じだと認識しましょう。

100%一発アウトではありませんが、企業の採用に対する意欲はおそらく急落することでしょう。

というわけで何らか質問をしていくわけですが、内容によっては逆効果になることがあります。

あまり考えていない、企業研究をしていない、などという本音部分が浮き彫りになってしまうことがありますので注意が必要です。

具体的な例を見ていきましょう。

① 意図がよく分からない質問

何が知りたくて質問しているのかよくわからないケースです。

例えば面接官個人に対する質問です。

これには賛否両論あって、企業で働く人への興味がある証拠だとして歓迎される向きもあるんですが、個人的には面接官個人に質問して何か意味があるのか?他に聞くことはないのかと思ってしまいますね。

面接官個人のことを知ることで企業の社風を探る意図があるかもしれません。

でも、面接官個人のことを聞いて何を確認したいのか?その意図がよく分からないんですよね。

・なぜこの会社に入社したのですか?
・失敗談を教えてください
・仕事のやりがいを教えてください

まあ、この手の質問をすることで、面接の場面が多少盛り上がることがあるかもしれませんん。

面接官としては限られた時間の中で、自分の話で時間が割かれてしまうのは避けたいところですね。

②企業研究不足を感じさせる質問

明らかに企業研究をしていれば分かるようなことをあえて逆質問の場で質問する方がいますが、これは企業研究をしていない=そもそもそんなに興味がない、と思われても仕方ありません。

・御社の企業理念を教えてください
・御社の強みは何ですか
・御社の主力商品は何ですか

最低限「企業ホームページ等自分なりに調べてみたが、この点が不明なので教えてください」というスタンスで質問していきましょう。

③ 受け身姿勢を感じさせる質問

質問内容によって、「会社は自分に何を与えてくれるのか」「どんな便宜を図ってくれるのか」という姿勢が伝わってしまう質問があります。
根本的に受け身で主体性に欠ける人だという印象を与えてしまいます。

・社内で学べる環境はありますか
・社風を教えてください
・何でも相談しやすい環境でしょうか
・研修制度や資格支援制度について教えてください

このような質問をする時は、上記のように丸投げの質問ではなく、自分なりの取り組み事例も添えて質問するとよいと思います。

「私は転職に向けて〇〇について学んでいますが、社内で学べる制度などありますか?」

このような表現だと受け身一辺倒にはなりませんね。

④ 不安の裏返しと感じさせてしまう質問

企業に入社するにあたっての不安てありますね。これは当然のことなのですが、内容によっては不安の裏返しなのかという懸念をもたれるような質問があります。

・転勤はどれくらいの頻度ですか
・ノルマはありますか
・平均残業時間を教えてください
・有給消化率を教えてください
・職種や部署の希望は通りますか

上記の質問だと、

「転勤や残業がイヤなのか」

「ノルマに拒絶感を持っているのか」

「やりたくない職種があるのか」

などの懸念があるのかも、と考えます。

これはもちろん確認すべき項目なので、質問すべきではないと言っているのではなく、順序を考えた方がよいということです。

せめて、最後に追加で質問するときにこの手の質問をするとよいでしょう。

⑤ 定番の質問で本当に知りたいのか疑問に思える質問

御社で活躍している人の共通点を教えてください。
・入社までにやっておくべきことを教えてください。

実はこの2つの質問をするケースが非常に多いのです。

質問自体は良い質問だと思いますが、あまりにも多いのでなぜかと思い色々調べてみると、就職サイトなどで、逆質問が上記のような質問をすべきという内容のものがいくつか拝見されました。

こうなると定番のようですね。

正直にいってマニュアル通りの質問という印象になっています。

ここは言葉そのまま話すのではなく、表現をオリジナルにしていきましょう。


詳細は次章で解説します。

面接で一歩突き抜ける逆質問の内容

逆質問の場面は自由度が高いので、自分をアピールする場として活用すべきです。

自由度が高い場面ですので、最も他の応募者との差がつく場面と言ってもいいでしょう。

それでは、具体的にどのようにすれば、差をつけることができるのか、事例を見ていきましょう。

質問に前置きの言葉を添えることで差別化を図る

逆質問はそれとなく意欲をアピールする

例えば、上記のよくある質問でも、自己アピールに繋がる言葉を付け加えると意欲を伝えながら質問することができます。

・御社で活躍している人の共通点を教えてください。

→「私は自分の強みである○○を営業の仕事で活かしたいと考えていますが、御社で活躍している人の共通点を教えてください。」

・入社までにやっておくべきことを教えてください。

→「私は現在次のステップに向けて○○を独学で学んでいますが、入社までにやっておくべきことを教えてください。」

このように、一言アピールに繋がる言葉を添えることで、よくある質問にオリジナリティが加わり印象がかわってくるのです。

丸投げじゃなく前置きの上で質問する

上記の例と重なりますが、単純に丸投げの質問をするのではなく、質問の意図を最初に添えて質問すると、面接官も答えやすくなりコミュニケーションがスムーズになります。

・転勤はありますか?

→「私は人とのつながりを増やしたいのでいろんな土地で仕事をしたいと思っていますが、転勤についてはどのくらいの頻度になりますか?」
→「勤務地についてあらかじめ心の準備をしておきたいのですが、平均的な転勤の頻度を教えていただけますか?」


このようま前置きを添えて質問すると質問の意図が明確になり、面接官も意図に沿って答えてくれると思います。

また不安から来る質問という懸念を払拭することができます。

会社の理解度を共有する

会社の事業内容や仕事内容を質問するときは、どこまで理解をしているかを伝えながら質問することが効果的です。

企業の理解度や自身の意欲を伝えるという意味でも重要です。

「御社の事業領域について私の理解では○○ですが、この他今後力を入れていくのはどの事業でしょうか?」

こんな感じで質問すると面接官の印象が変わってくると思います。

自分事の質問(仕事に関わる質問、自身のキャリアに関する質問)

応募先企業に実際入社したら、どんな仕事を任されて将来はどんなキャリアを実現できるのか?

まさに転職・就職に関する自分事とはこの事を言います。

これ、最大の関心事だと思うのですが、意外とこうした自分事の質問が出てこなかったりするんですね。

面接官としてはちょっと拍子抜けの感がいなめません。

こうした自分事の質問を前のめりで質問してくる応募者は、それだけ意識が応募先企業での仕事に向いているということですので、好印象になります。

もちろん、企業のHPや募集要項、会社説明会などである程度の説明はあるかもしれませんが、細かい点までは触れていないと思います。

やる気になっていれば、もう少し細かい点まで確認したいと思いますよね。

是非、自分が応募先企業に入社したらどんな仕事を任されるのか、将来どんなキャリアを目指せるのかをイメージして、不明な点があればどんどん質問してほしいと思います。

意欲・やる気を最大限アピールできる最後のチャンスです。

まとめ

逆質問の場面は面接において非常に重要です。

・他の応募者と差別化できる

・自身をアピールできる

面接という限られた時間の中で、こちらから自由に仕掛けることができる貴重な場面です。

ぜひ戦略的に活用しましょう。

今回は以上となります。

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