新卒で入社した会社で配属ガチャがハズレで落ち込んだけど、何とか頑張ってきた。
今の仕事が自分に合わないと思うし、このままモヤモヤした気持ちで仕事を続けるのもどうかと思う。
転職も考えたいけど、就職活動を始めるのも不安だしどうすべきか?
このような悩みにお答えします。
本記事の内容
◆配属の意図を理解しておく
◆上司に相談する
◆本当にやりたい仕事は何か?なぜそれにこだわるかを分析する
◆自分の市場価値・転職の可能性を探る
◆転職に向けた対策(納得感のある転職理由を作る)
◆いよいよ応募へ
この記事を書いた人
キャリアアドバイザーとして転職支援を行ってきました
配属ガチャハズレから転職を成功させてきた事例多数
新卒入社の会社で配属ガチャハズレ!
今まで何とか今の部署で頑張ってきたけど、そろそろどうにかしたい。
このまま残って頑張るのか?いやいっそのこと転職なのか?
判断が難しいですね。
この判断は今後のキャリアに大きく影響を及ぼします。
判断を誤らないように、どう考え何をすべきか?
本記事では6つの工程にまとめて解説していきます。
また、もし転職を選択した場合、有効な手段も紹介していきます。
本記事を参考にしていただき、納得のキャリア選択をしていきましょう。
ステップ①:配属の意図を理解しておく
このまま残るのか?転職するのか?
判断する前に、会社の配属の意図を理解してからでも遅くはないでしょう。
新卒入社の社員の配属については、どのようにして決まるのか?
基本的には社員の配属は会社の意図が反映されています。
企業により異なりますが、基本的には以下の理由が考えられます。
新入社員の希望をもとに決める
希望通りの配属であれば、配属ガチャのハズレはなく全く問題はないですね。
でも、みんなが希望通りの配属なら、そもそも配属ガチャの問題は発生しません。
現状としては、希望の部署は参考までに聞いて考慮はするけれども、そのとおりになるとは限らないと考えておいたほうが良さそうです。
能力や適性、気質をもとに決める
仕事の内容によって、求められる能力や適性、行動特性は異なります。
気質や性格によって、仕事の向き不向きも変わってくるでしょう。
企業としては、配属先で成長し、高いパフォーマンスを発揮して成果をあげてほしいと考えてますから、より適した部署への配属が優先されます。
職務適性や性格などは適性検査等のデータや面接での評価結果が反映されます。
社員のキャリアパス形成をもとに決める
社員のキャリアパスを長い視点で考えた配属という事も考えられます。
その中でジョブローテーションの方針が決まってきます。
ゼネラリストとして育てるか、スペシャリストとして育てるか、という考え方によってジョブローテーションの方法が変わってきます。
例えば、将来は経営企画や商品開発に携わってほしいと思い、本人の希望もそこにあるけれども、まずは現場を知るところから始めるということで、工場や店舗への配属というケースはよくありますね。
以上のように、会社としては意図があっての配属なのです。
一度立ち止まって、会社の考え方を理解しておくと、自分自身の今後のキャリアについて考える上での参考になると思います。
ステップ②:上司に相談する
社員の配属にはどんな意図があるのか?
一般的な意図について解説してきましたが、自分の場合はどうなのか?
知っておきたいですよね。
まずは上司にそれとなく聞いてみましょう。
はじめから不満をぶちまけるのではなく、冷静に今回の配属に至った理由を確認するのです。
ひょっとしたら将来のキャリア形成を見越して、まずはこの部署での業務経験が必要なのかもしれません。
このように前向きな理由の場合もあるのです。
納得できる答えが返ってくれば、まずは配属された部署で頑張って成果を上げて会社に認めてもらい、いよいよ希望の部署への異動を直談判してもよさそうですね。
または、各部署の人員配置の都合だけで本人の意向など考慮されなかったのかもしれません。
この場合は、本当のことは伝えてもらえないかもしれないですね。
いずれにしても、上司に相談してみて納得できる答えが返ってきたかどうか?がポイントになると思います。
納得できる答えがなかったりするなど、その会社での将来のキャリアが見えてこなければ別のステージ(転職)を意識してもいいかもしれません。
ステップ③:本当にやりたい仕事は何か?なぜそれにこだわるかを分析する
上司に相談しても、納得できる答えではなかった!としましょう。
そうなると、思い切って転職という選択肢も視野に入ってきますね。
その前にちょっと立ち止まって、今の心境を振り返ってみましょう。
・本当にその部署じゃだめなのか?
・だめな理由は?
・配属先の部署の仕事がイヤなだけなのか?(ネガティブ)
どうしてもやりたい、こだわりたい仕事があるのか?(ポジティブ)
・どうしてもやりたい、こだわりたい仕事は何か?
・その仕事である理由は?
このあたりを振り返って、言語化しておきましょう。
なぜならば、転職の際に面接で聞かれるからです。
また次のステップに向けて、自身の意識をしっかり持って迷わず前に進むためにも必要なことです。
こちらを疎かにして、勢いで走ってしまうと転職活動がうまくすすまないことがあります。
是非自分自身と向き合っていきましょう。
ステップ④:自分の市場価値・転職の可能性を探る
配属ガチャのハズレから転職へ向けて、前述のように振り返りをしっかり行った上で、次のステップに進んでいきましょう。
まずは転職市場での自分の価値を確認しましょう。
やみくもに転職活動をしても、転職市場のことを知らないままではうまくいきません。
現在の自分の経験や仕事への意識、パーソナリティ、ポテンシャルといった要素で、現状ではどんな企業なら受け入れてもらえて活躍の可能性があるのか?
このように貴方と企業とのマッチングの可能性を探る必要があります。
求人サイトをみれば、今どんな企業がどんな職種の募集があるかは分かります。
採用の条件も書いてありますので、ある程度は自分が応募可能かどうかはわかりますね。
ただ実際は採用条件は抽象的で多くの人に当てはまるものだったり、表向きなもので企業の本音は別かもしれません。
このように企業の本音が分かりにくいため、なかなか自分の市場価値が分からないのが実情です。
転職エージェントで自分の市場価値を知る
そんな時に頼りになるのが転職エージェントです。
転職エージェントでは専任のキャリアアドバイザーが、貴方の今までの経験や価値観、仕事の適性やポテンシャル、パーソナリティーなど様々な視点から客観的に貴方の市場価値を判断、現状で応募可能はもちろん、内定から将来活躍できる可能性が高い企業をピックアップ、紹介してくれます。
まずは転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーと面談してみてください。
転職エージェントに関しては以下の記事で紹介しています。
転職エージェントとは?仕組みや使い方を運営経験者が分かりやすく解説
2023/12/27 キャリアアドバイザー, 人材紹介, 転職, 転職エージェント, 転職活動
新卒入社3年以内の方は、第2新卒専門の転職エージェントがあります。
以下の記事で具体的な転職エージェントを紹介しています。
まだこの段階では転職の意志が固まっていなくても大丈夫です。
貴方の市場価値がどれだけのものか?を把握しておきましょう。
その上で、
紹介された求人に応募するのもよし、自力で企業を探して応募するのもよし。
またいったん保留するのもありだと思います。
まずは状況把握をしていきましょう。
注意点:会社在籍中に登録しておく
大切なことを申し上げます。
現在の会社に在籍中に、転職エージェントに登録しましょう。
会社員を辞めてからでは遅いです。
退職した後だと、転職先を早く決めなきゃいけないというあせりから心に余裕がなくなります。
その結果、判断を間違える可能性があるんです。
ステップ⑤:転職に向けた対策(納得感のある転職理由を作る)
ここまでの過程を経て、準備が整ったらいよいよ企業に応募するという段階になったとします。
応募の前にしっかり備えておきたいことがあります。
それは転職理由の言語化です。
面接ではかなりの確率で聞かれますが、その答えに迷ってしまい上手く回答できないケースが多いんですよね。
転職のきっかけが配属ガチャだったからです。
本音ではそうですが、そのまま伝えても面接官は納得してくれません。
最悪、単なるワガママで耐性がないのでは?
と懸念されてしまいます。
重要なのはその先です。
キャリアビジョンがあって、その為に仕事内容にこだわりたい、この仕事がやりたい。
というしっかりとした考えがあって、それが本気であれば話は別です。
というわけで、前述した内容を繰り返しますが、
・配属先の部署の仕事がイヤなだけなのか?(ネガティブ)
どうしてもやりたい、こだわりたい仕事があるのか?(ポジティブ)
・どうしてもやりたい、こだわりたい仕事は何か?
・その仕事である理由は?
これを言語化しておく必要があるわけです。
配属ガチャハズレによる転職というネガティブイメージからポジティブ転職へ転換するポイントですね。
企業もこのような転職理由なら関心を持って聞いてくれます。
内定に向けて前向きに検討することでしょう。
少し時間をかけてでも、しっかりと転職理由を言語化していきましょう。
ステップ⑥:企業への応募に向けて動き出す
ここまで準備が整ったら、いよいよ具体的応募に向けて動き出していきましょう。
転職エージェントに紹介された企業の中から、自分の志向にあった企業に応募するのもよいでしょう。
まずは履歴書や職務経歴書の作成・提出となります。
ここで書類選考か行われ、通過した場合は面接となります。(筆記試験の場合もあり)
書類作成の方法や面接の対策などは、転職エージェントであればサポートが充実しています。
書類の書き方から添削など、面接対策から模擬面接の実施まで内定までのサポートがありますので心強いですね。
まとめ
新卒入社の会社でいきなり配属ガチャハズレになったとしても、勢いですぐに転職するのはあまりオススメしません。
会社の配属の意図を理解した上で、上司にも相談してみる。
そして今の配属先で頑張ってみて、それでも先が見えないようでしたら転職という選択肢も考えてみてもいいかもしれません。
いずれにしても、転職エージェントに登録してみて、いつ頃に転職するのがベターなのか?
キャリアアドバイザーと相談して勧めていきましょう。
最近は、第二新卒向けの新卒エージェントも充実するなど、新卒入社後3年以内を対象とした求人も増えています。
昔のように「石の上にも3年」という価値観が全てではなくなってきていますね。
動き時を見極めて行動していきましょう。
今回は異常となります。